言葉の記録  高等部3年生

平成29年4月

≪高3・4月5日≫

…料理の手伝い

有香「次は?」

母親「ピーマン切って」

有香「どう?」

 

…縦半分に切ったピーマンをまな板の上に置いて見せながら

母親「こう向きの方が滑らなくて良い」

 

有香「仰向き?」

母親「…」

 

 

有香「ピーマンがピンピンピンって泣いてる。まるで蝉みたい」

 

有香「うつ伏せ」

平成29年5月

高3・5月3日≫
…新幹線で隣の乗客が降りました
有香「あの人、忘れてる」
母親「置いて行ってん」
有香「何で」
母親「もう飲んだから。ゴミよ」
有香「…」

 

平成29年6月

36月2日≫

あまりにも汚い車をガソリンスタンドで洗車しました。

有香「車君気持ちよかった?車が笑ってるわ。車も気分が晴れたね」

母親「…」

有香「人から見られたら車が恥ずかしい

母親「車が恥ずかしいの?」

有香「あ~あの車汚いなぁ~ていう目線

母親「目線?」

有香「目線と言うのは白目で見ること。目玉がないこと」

母親「白目で見ること?少し違うと思う」

 

【目線】

1 《映画・演劇などで用いる語から》視線のこと。「目線が合う」「目線をそらす」

2 その立場における、ものの考え方やとらえ方。「消費者の目線から情報を発信する」「国民目線」「子供目線」「上から目線」

 

平成29年7月

≪高3・7月20日≫

学校から七夕飾を持ち帰りました。

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お願い事は
「ドラえもんにお世話をしてもらいたいです。秘密の道具で助けてください」
ちなみに、2年前のお願い事は
「大人の顏、大人の声、大人の体、美しい髪」
成長したのか?微妙です。

平成29年8月

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≪高3・8月12日≫

…友人の到着を待ちながら、チャンギ国際空港でタイ料理を食べました。

有香「辛くて泣けてくる。口の皮がハゲるくらい辛い」

 

平成29年9月

≪高3・9月5日≫

…ニュースで鈴虫の映像を見て

有香「鈴虫が鳴くのは」

母親「何?」

 

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有香「結婚して~の合図。虫のプロポーズ」

母親「そうなん?」

有香「虫だって結婚して卵を産む」

 

平成29年10月

3108日≫

…ホテルのレストランで、デザートの説明を聞きました。最後に泡の説明がありました。

 

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お店の人「カシスの風味を付けた泡でございます」

有香「本当だ。カシスの味がする」

母親「ほんまかいな」

 

…お店の人がいなくなってから

有香「カシスって何?」

 

≪高3・10月14日≫

…車中で会話

有香「私は寝つきは早いし寝相も良い。棒になった気分で寝る」

母親「棒の気分ってどんなん?」

有香「ボー」

 

≪高3・10月18日≫

…明日は1人で事業所に行く予定です。
母親「1人で行くの、どんな気分?」
有香「どんな気分って言われても。それぐらい社会人として当たり前や」
母親「当たり前なん?」
有香「お父さんだって(1人で通勤して)頑張ってるやん。私はあと半年で一人前の大人や」
母親「一人前の大人」

平成29年11月

≪高3・11月4日≫

…歩いていると、たくさんの葉っぱが風に吹かれて舞い降りて来ました。風が吹くたびにどんどん落ちてきます。

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有香「紅葉の海になるんじゃない?」

≪高3・誕生日の数日前≫

有香「誕生日のプレゼントは?」
母親「ブーツを買った。洋服も買った。新幹線にも乗せた。従姉妹たちとお祝いもした。(プレゼントも頂きました)」
有香「なんか、物足りない」
母親「…」

 

≪高3・11月19日 誕生日≫

…朝の夫婦の会話
父親「本当に有香ちゃん癒しになるわ」
母親「じゃぁ私に有難うと言って」
父親「有香ちゃんを産んでくれて有難うラブラブ

 

母親「18歳の抱負は?」

有香「もしプロポーズされても、お断りします」

母親「何で?」

有香「結婚しません。プロポーズしません。私にはドラえもんがいるから」

母親「◯◯しませんって抱負なのかな?」

父親「違うでしょう」

母親「有香ちゃん、◯◯しますっていうのが抱負よ」

 

平成29年12月

≪高3・12月3日≫

有香「社会人になったらお給料入れるで。私の働いたお金で美味しい物を食べさせてあげる
母親「いくら入れてくれるの?」
有香「9兆」
母親「…」
母親「億と兆とどっちが大きいの?」
有香「兆」
母親「お父さん、一生働いても9兆なんて稼げない」
有香「私ならできるで、ドーンと任せて!

 

平成30年1月

315日≫

…昨年の秋から、ちょっとした理由があり、紙すきに打ち込んでいます。頭の中は紙すきでいっぱい。

昨夜、ふと閃いたことがあり、夜中に試作したものを、朝食の折に有香に見てもらいました。

母親「これどう?」

有香「お母さんが作るものはみんな素敵」

母親「批評しないと、更に良いものはできないんだよ。どう思う?」

有香「私に言われましてもね、図工の先生じゃないし、どうして良いのかわからない」

 

…夕食の準備をしながら試作したものを有香に見せました。

母親「これはどう?」

有香「素敵。腕前上手やね」

母親「そんな言葉ない」

有香「腕磨いてますね」

有香「流石、プロ並みやね」

母親「有香ちゃん、プロ並みって何?」

有香「知らん」

 

≪高3・1月9日≫

…始業式の朝の会話

母親「とうとう最後の学期やね。(6年間は)早かったね」

母親「支援学校に行って良かったね」

有香「うん」

母親「一番良かったことは?」

有香「先生が好き。先生全員好き」

母親「二番目に良かったことは?」

有香「サンタの帽子をかぶっている人」

(2学期の終業式で、サンタの衣装を着て児童生徒を見送る校長先生と教頭先生を見かけました)

母親「校長先生?」

有香「うん」

母親「校長先生のどこが好き?」

有香「面白い」

母親「どんなふうに?」

有香「言葉では言えない」

母親「教頭先生は?」

有香「好き」

母親「3番目に良かったことは?」

有香「私の幼馴染の友だち」

母親「NちゃんとRちゃん?」

有香「うん」

母親「結局、支援学校で良かったのは人って言うこと?」

有香「うん」

母親「小学校の先生は?」

有香「○○先生、怖かってん」

 

支援学校で良い時間を過ごさせて頂きました。有香の話によると、支援学校で良かったことは、教職員と友人のようです。綺麗な校舎・広い廊下…などではないようです。

 

≪高3・1月25日≫

…朝の会話
母親「お母さんは有香ちゃんが大切よ」
有香「どんな嘘をついても?」
母親「それは嫌。相手を思いやる嘘なら、嘘も方便と言う。どんな嘘でも良いわけではないよ」
有香「では、嘘もほどほどに
母親「…」

 

平成30年3月

≪高3・3月4日≫

母親「何のために働くの?」
有香「…」
母親「目的がないと働けないらしいよ」
有香「…」
母親「お父さんとお母さんを旅行に連れて行ってくれるって言ってたね。どこに連れて行ってくれるの?地獄は嫌よ」
有香「地獄じゃないよ。世界一周」
父親「!」
有香「パリ、ブラジル、サウジアラビア、韓国、ヤウンデ」
母親「何て?」
有香「ヤウンデ。カメルーンの首都やで。アンタナナリボ」
母親「何て?」
有香「アンタナナリボ。マダガスカルの首都。ケニア、アルジェリア、ナイジェリア、台湾、全部行くねん。連れて行ってあげるね」
将来、稼いだお金で世界のご飯を食べさせてくれるそうです。
興味がないことは覚えませんが、興味があることに関する記憶力は抜群です。